「朝起きると腰が痛くてなかなか起き上がれない!」
目が覚めてすぐに腰の痛みを感じた朝は、1日の良いスタートが切れませんよね。
腰の違和感を見て見ぬふりしていると、腰痛が慢性化してしまうことも。
原因がマットレスにあると分かっているなら、早めに対処することをおすすめします。
今回は10年以上腰痛に悩んでいた筆者が、朝に腰の痛みを感じる原因や、腰痛を軽減できるマットレスをご紹介します。
腰に優しいマットレスを選んで、毎日快適な朝を迎えましょう。
朝に腰が痛いと感じるマットレスの硬さは?
柔らかすぎるマットレスは、仰向けで寝た時にお尻が深く沈み込んでしまうため、体が「くの字」のような状態の寝姿勢になります。「くの字」のような不自然な寝姿勢は腰に負担がかかり腰痛になってしまうでしょう。
また、柔らかいマットレスは寝返りも打ちづらいため、腰痛を悪化させる原因になります。
逆に硬すぎるマットレスも、仰向けで寝た時に肩とお尻だけで体を支える寝姿勢になるため、筋肉が緊張状態になり腰に負担がかかるでしょう。
腰痛を防ぐには、柔らかすぎず硬すぎない、あなたの寝姿勢に合ったマットレスを選ぶ必要があります。
朝に腰が痛いと感じる3つの原因
朝に腰の痛みを感じる原因は3つあります。
当てはまっているものがあれば、早めに対処しましょう。
- マットレスが合っていない
- 枕が合っていない
- マットレスや枕の劣化
1. マットレスが合っていない
睡眠時に使用しているマットレスが、寝姿勢に合っていない可能性があります。
どんなに高級なマットレスでも、高性能なマットレスでも体に合っていなければ腰痛を引き起こす可能性があります。
レビューや評判、セールストークだけを信じるのではなく、実際に利用してみて検討しましょう。
2. 枕が合っていない
マットレスだけが腰痛の原因でない可能性があります。
使用している枕が高すぎたり低すぎたりすると、首の骨にゆがみが生じ、背骨でつながっている腰にも影響がおよぶことも。
枕を選ぶ時は、首の角度が10~15度下向きになる高さの枕が良いとされています。
マットレスよりも気軽に取り換えられるので、腰が痛い時は、まず枕をチェンジしてみると良いかもしれません。
3. マットレスや枕の劣化
マットレスや枕の購入時は平気だったのに、最近になって腰が痛いという方は、マットレスや枕が劣化しているのかもしれません。
長年使用したマットレスや枕は、よく体重がかかる箇所にへこみが生じます。
へこんでしまった所は、クッション性が悪くなってしまうため、寝姿勢に合わなくなってしまうのです。
マットレスや枕が変形してしまっている場合は、腰痛を悪化させないためにも買い替えを検討しましょう。
マットレスによる「寝起き腰痛」を軽減する方法
- タオルを活用する
- 睡眠前にストレッチする
- 寝姿勢を変えてみる
- 腰痛軽減マットレスを使用する
タオルを活用する
マットレスによる腰痛の応急処置として、タオルが活躍します。
腰と布団の間にすき間があるなら、バスタオルを畳んですき間を埋めると、腰への負担を軽減できます。
またマットレスが劣化している場合は、へこんでいる箇所を畳んだタオルで埋めれば、寝心地が回復するでしょう。
睡眠前にストレッチをする
翌朝の腰痛対策に、睡眠前のストレッチを行うのも効果的です。
ここでは、腰痛対策ストレッチを2種類ご紹介します。息を止めず、ゆっくりと呼吸しながら行いましょう
「ヒップリフト」
①仰向けに寝ころんだ姿勢でヒザを立てる
②足を肩幅に開く
③ヒザをななめ上へ突き出すようにお尻をもち上げ、お尻に力を入れて10秒キープ
④もとの姿勢に戻る
⑤③と④を3回繰り返す
腰を反らさず、顔からヒザまでを一直線にするのがポイントです。お尻の筋肉を刺激することで、骨盤のゆがみを防止できます。
「レッグツイスト」
①仰向けに寝ころんだ姿勢で、股関節とヒザを90度に曲げる
②そのままヒザを右にゆっくりと倒し、マットレスに足がつかないように1~2秒キープする
③②と同様にヒザを左に倒し、1~2秒キープする
④左右10往復する
腰を左右にひねることで、骨盤を正常な位置に戻す効果が期待できます。
ヒザを左右に倒す際、肩が浮いてしまわないよう注意しましょう。
寝姿勢を変えてみる
マットレスによる問題だけでなく、寝姿勢が腰へ負担をかけてしまっている恐れがあります。
ここでは、寝方別の対策をご紹介します。
仰向けで足を伸ばした姿勢で眠ると、骨盤が下部へ引っ張られて腰に痛みが生じることがあります。
仰向けで寝ている人は、膝の下に硬い枕を置くと良いでしょう。膝の下に硬い枕をおくことで、骨盤が下部へ引っ張られることなく、背骨を正しい姿勢に保てます。
背を丸めた状態で胎児のように横向きに寝る姿勢は、腰への負担が少ない寝方です。横向きの状態で両足の間に硬い枕をはさむと、さらに腰に負担がかかりにくくなります。
背を丸めた状態で胎児のように横向きに寝る姿勢は、腰への負担が少ない寝方です。横向きの状態で両足の間に硬い枕をはさむと、さらに腰に負担がかかりにくくなります。
腰痛軽減マットレスを使用する
数あるマットレスの中には、腰痛軽減を目的としたマットレスも販売されています。
腰痛軽減マットレスは、体が沈み込まず、寝返りが打ちやすくなるような素材で作られています。
マットレスの買い替えを検討している人は、「腰痛軽減」などの表記のあるマットレスを選ぶと良いでしょう。
失敗しない!腰痛軽減マットレスの選び方
マットレスは数万円のものが多く、決して安いお買い物ではありません。
購入するときに失敗しないよう、腰痛軽減マットレスの選び方について解説します。
- 高反発マットレスを選ぶ
- ポケットコイルを選ぶ
- 安すぎるマットレスに要注意
- お試し期間を利用する
高反発マットレスを選ぶ
低反発マットレスは、快眠のために寝姿勢を安定させることを目的としたマットレスです。
ただ、腰痛もちの人が低反発マットレスで寝ると、寝返りがうちにくく腰に負担がかかってしまうことがあります。
適度な反発力で、寝返りが打ちやすい高反発のマットレスを選ぶと良いでしょう。
ポケットコイルを選ぶ
コイルマットレスは、「ボンネルコイル」と「ポケットコイル」の2種類があります。
「ボンネルコイルマットレス」は、マットレスの内部にコイル(バネ)が連結されて1つにまとまっている構造です。体を面で支えるため、出っ張ったお尻部分が圧迫され腰痛が悪化する恐れがあります。
それに対し「ポケットコイルマットレス」は、コイルスプリングが1つずつ独立している構造です。体を点で支えるため、体圧分散性に優れ、寝返りをスムーズに打つことができます。
腰痛で悩んでいる場合は、ポケットコイルを選ぶと良いでしょう。
安すぎるマットレスには要注意
たとえ「腰痛軽減」と記載があっても、1万円以下の安すぎるマットレスはおすすめできません。
安さを売りにしているマットレスは素材の費用を抑えている分、耐久性が高くない可能性があります。
腰痛が悪化するリスクを考えると、安くとも2万円以上のマットレスを選んだ方が、長い目で見るとお得かもしれませんよ。
お試し期間を利用する
マットレスの良し悪しは、数日間使ってみないと判断できませんよね。
実は多くのメーカーで、60~120日ほどのお試し期間が設けられています。
数か月しっかり試すことで、自分の体に合っているかどうかが確かめられます。
失敗しないために、お試し期間を積極的に利用しましょう。
腰痛軽減マットレス3選
「腰痛軽減」をうたっているマットレスは、種類がたくさんあって選ぶのが難しいですよね。
今回は、マットレスを愛用している筆者おすすめのマットレスを3種類厳選しました!ぜひマットレス選びの参考にしてくださいね。
- エムリリーハイブリッドマットレス
- 雲のやすらぎ極マットレス
- ドクタータフィ・プレミアマットレス
1. エムリリーハイブリッドマットレス
世界72カ国で愛用されているエムリリーマットレス。
「エムリリーハイブリッドマットレス」は、高反発と低反発を融合させた、エムリリーだけの「優反発」素材を採用しています。
優反発フォーム・波形ウレタン・ポケットコイル・高反発ウレタンの4層構造になっており、体圧分散性に優れています。
柔らかさと弾力性をあわせ持ち、筋肉に負担をかけない心地よい寝心地を実現。仕事や家事による慢性な腰痛にお悩みの方におすすめです。安心の10年保証♪
商品名 | 価格 | サイズ | 特徴 | お試し期間 | 品質保証 |
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エムリリーハイブリッドマットレス | 8~11万 | ・シングル ・セミダブル ・ダブル | ・4層構造 ・優反発素材使用 ・ポケットコイル使用 ・体圧分散性 ・高密度(50D) | - | 10年 |
2. 雲のやすらぎ極マットレス
まるで雲の上で眠っているような極上の寝心地を体感できる「雲のやすらぎ極マットレス」。
13層構造、27cmのまさに眠りの常識を変える極厚マットレスです。
独自の3Dスプリング高反発構造で、片面のウレタン素材が体圧を吸収し、チップウレタン素材が横方に体圧を逃がします。
また、6.5インチの高品質ポケットコイルが体をゆったりと支え、空に浮かぶような寝心地を実現。これまでにない質の高い眠りを得られるでしょう。
商品名 | 価格 | サイズ | 特徴 | お試し期間 | 品質保証 |
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雲のやすらぎ極マットレス | 14~16万 | ・シングル ・セミダブル ・ダブル | ・13層構造 ・6.5インチ高反発ポケットコイル使用 ・極厚27cm | 60日 | - |
3. ドクタータフィ・プレミアマットレス
「ドクタータフィ・プレミアマットレス」は、64万人以上の治療データをもとに腰痛専門接骨院が開発した、折りたたみ式の腰痛対策マットレスです。
低反発と高反発の2重構造となっており、表と裏で好みの硬さを選べます。
密度の高い高品質のウレタンを採用することで、腰痛対策だけでなく高耐久も実現。10年以上愛用できるマットレスです。
折りたたみ式なので、今使っている敷布団やマットレスの上にのせて使用できます。
商品名 | 価格 | サイズ | 特徴 | お試し期間 | 品質保証 |
---|---|---|---|---|---|
ドクタータフィ プレミアマットレス | 4~6万 | ・シングル ・セミダブル ・ダブル | ・2層構造 ・折りたたみ式 ・表と裏で高反発×低反発 ・腰痛対策マットレス | 90日 | - |
まとめ
今回は、朝に腰の痛みを感じてしまうマットレスの硬さについて解説しました。
マットレスは、柔らかすぎても硬すぎても腰痛を引き起こす可能性があります。
「寝起き腰痛」に悩んでいる人は、今回ご紹介した方法で対処してみてくださいね。
- タオルを活用する
- 睡眠前にストレッチする
- 寝姿勢を変えてみる
- 腰痛軽減マットレスを使用する
マットレスの劣化が腰痛の原因なら、早めに交換して毎日快適な朝を迎えましょう。